週刊 オサレのツボ

オッサンは読むべき服飾哲学

主役不在の群雄割拠でオッサンが穿く次なる一手


時代の変化と共にモノの名称も変化していきます。

 

ボトムスを指す『ズボン』も今では『パンツ』という呼び名が一般化しています。


それじゃ、『パンツの穴』のパンツは何と呼べば良いの?

 

話の流れからどちらの『パンツ』の事をいってるのか?推測するしかないのでしょう。


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《このはしわたるべからず》

『橋』と『端』をかけた一休さんのとんち問答を思い出しました。

 

そういうわけで、今回は『パンツ』の話です。

 

FILE010のテーマは、

美人は3日で飽きるが、ブスは無理でもスキニーは3日で慣れる

…です。

 


若者のジーンズ離れの影響からか?プライベートでのボトムス選びの主導権争いは戦国時代を迎えています。

 

ジーンズ一辺倒の時代は終わりを告げました。

 

確かに古き良きアメリカの象徴、ブルージーンズに白Tの組み合わせはジェームズ・ディーンを知らない世代が増えた今となっては過去の遺物なのかもしれません。

 

それに加えてファッションの多様化でフォーマルとカジュアルの境界線が曖昧になり、ボトムスの選択は『何でもアリ』の状況になりつつあります。

 


■ズボンの方のパンツ
数ヶ月に一度あるか?ないか?の気合いを入れてのお出掛けではなく、

「ちょっとそこまで…」

そんな外出時に力を発揮するのが、 一昔前までは部屋着の定番だったスエットパンツ。

 

最近は、ジョガーパンツと名前を変えてトレーナーやパーカーなどのカジュアル寄りだけでなく、ジャケットとのセットアップで抜け感を演出したハズシフォーマルとして外着としても耐えれる仕様に進化しています。


「スエットパンツ?」

ただのオッサンも

「それなら持ってる♪」

と、クローゼットの奥から引っ張り出しますが…

 

これがまた、違う意味でハズします。

 

そんなダボダボのスエット、今のスエットじゃありませんから。

 

そして、

 

何故か?グレー率高し。

 


部屋着の双璧、もう一方の雄ジャージ。

 

トラックパンツやラインパンツとも名付けられた現代のジャージには、嘗ての体操服の面影はそこにありません。

 

婦女子に嫌われる確率が高いオッサンのジャージ姿ですが、バギーパンツと化したシルエットに原因があります。

 

それに、上下揃いのセットアップで着てしまうと何処からどう見ても保健体育&生活指導の中年教師にしか見えません。

 

どちらのパンツにしても昔に比べて、野暮ったさを払拭するタイトなシルエットに変化して名称も変化しました。

 

今では『スポーツMIX』という単語も現れて、ポストジーンズ最右翼です。

 


■下着の方のパンツ
男子の多くが小学生の頃はブリーフを穿いていたのが、思春期になるとトランクスを穿き始めます。

 

そうやって、股間がユルい期間が永く続いたただのオッサンは、大人になってからもタイツ等を穿いた事が無ければスキニーの内腿を締め付ける初めてのあの感触に違和感を覚えます。

 

そして、

 

スキニーに対して苦手意識を持ちます。


でも、直に慣れますよ。

 

!?

 

もしかして、未だにトランクスを穿いていないでしょうね?

 

トランクスだとスキニーパンツを穿く時にトランクスが捲れてゴワゴワになります。

 

早急にボクサーパンツに変えましょう!

 

他所で黒のスキニー推しているので、来るかもしれませんよ。