週刊 オサレのツボ

オッサンは読むべき服飾哲学

初対面で関心を引き寄せるために使うべき飛び道具


他があまりやらない事をやると目立ちます。

 

しかし、

 

奇異な服装をしたとて、美貌の眼差しで見てくれる人がいるハズもなく…

 

 

前回、『オシャレは足元から』という主旨のお話をしましたが…

 

 

生理学的に言うと人は他人を見る時、上から下へと視線が動きます。

 

上(顔周り)でアウトだった場合、下(足元)まで辿り着かない可能性があります。

 


思い返してみてください。

 

キャバクラに行ったあの日のことを…

 

「隣、座っても良いですか~」

 

と、軽い営業トークから入ってきた初見のキャバ嬢、貴方は最初に彼女の何処を見ましたか?

 

大きく開いた胸元ですか?

 

すらりと伸びた脚ですか?

 

違うでしょ!

顔でしょ!

顔見たでしょ!

 


スイマセン…取り乱してしまいました。

 

人間は、無意識レベルで最初に顔を見ています。

 

その理由について話すと長くなるので、ここでは割愛しますが…

 

つまり、言いたい事は…そういう事です。

 


折角、シュッとしたレザースニーカーを買ったのに、陽の目を見ないとか悲しくないですか?

 

安くはない靴の費用対効果を最大限まで引き上げるためには、顔周りでカッコ良く目立つ必要があります。

 

そこで、貴方にファーストインパクト効果大の提案があります。

 

聞きたいですか?

 

FILE012のテーマは、

頭は隠して、センスは隠さず

…です。

 


自分の力ではどうすることも出来ないコンプレックスに対してどう向き合うのか?

 

それを個性と捉えてカミングアウトするのか?ひたすら隠し徹せるだけ隠すのか?

 

多くの人は、後者なのですが…

 


前頭部から進行が始まり、今では生え際が頭頂部にまで達した、正面から見るとまるで皆既日食ダイヤモンドリングみたいにハゲ散らかした意識だけは高い系のオッサンの話です。


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分かってはいました。

 

何時も黒いアディダスベースボールキャップを被っているから。

 

それなのに横と後ろの髪を伸ばして結んでいるもんだから、その姿は落武者かプレデターそのものです。

 

皆が、陰で『昭和枯れすすき』と呼んでいる事を知っていますか?

 

その往生際の悪さに

「いっそのこと坊主頭にすれば良いものを…」

と、思っていましたが他人には分からない何かが、彼にはきっとあるのでしょう。

 

『ハゲ隠し』を批判しているのではありません。

 

「もうちょっと気が利いた帽子があるやろ…」

と、思っただけです。

 

そして、

 

アディダスはやめろ」

と。

 


ベースボールキャップって直訳すると野球帽ですよ。

 

この手の帽子を被っているオッサンって、競輪場や競艇場でよく見かけます。

 

JAや知らない会社のロゴが入ったネズミ色や薄いベージュの帽子が多いですけど…

 

アウトローなオッサン達です。

 


オッサンで帽子を被っているオシャレな人って少ないと思いませんか?

 

オッサンに限らず男性がプライベートで帽子を被っているのは、B系がキャップを被っているか?大学生辺りがニット帽被っているか?

 

それくらいしか思い浮かびません。

 

女性は、帽子姿が可愛い娘や綺麗な人がたくさん街に居るのに不思議ですね。

 


ネットのメンズファッション情報発信者も帽子に触れているケースは、稀です。

 

オフラインであまり見かけることがなく、オンラインでもあまり話題にされていない。

 

と、いうことは…

 

海が青過ぎて、グラン・ブルーです!

 

ジャック・マイヨールの世界です。

 


帽子の選択さえミスらなければ(ココ肝心)、注目の連鎖反応が起こる確率が極めて高いということです。

 

そして、

 

被るその帽子の種類は…

 

 

 

長くなりそうなので、続きは次回に持ち越します。

 

TO BE CONTINUED…